7月末の公演まで2ヶ月を切り、
キャスト、スタッフともに実働体制に入っている。
そんななか、もう毎年恒例となっている、
岩谷堂高校演劇部の皆さんとのワークショップが、大通LiRiOにて開かれ、
現代時報メンバーは「若さパワー」を分けてもらった。

まずは鬼門の、柔軟体操からである。
平均年齢が25歳を超え、特に必要もないためストレッチをあまりやらない現代時報メンバーは、
「カラダ堅いんだよなぁ」と、毎回あきらめムードがあるのだが、
岩谷堂高校・菊地さんの柔軟っぷりに驚嘆し、
急に「オレたちもできるかも」と、やればできるムードに変わったようである。

そのあと行われた、顔の各パーツを前後左右に移動させて、
普段あまり使わない筋肉を鍛え、豊かな表情を得るための「顔の体操」では、
「面白顔特集」といわんばかりの、ある意味豊かな表情が連発で、
取材担当(わたくし小田島)は夢中でシャッターを切っていた。

ラストは、脚本の読み合わせ。
今回、代表・高村はタイプの違う脚本を用意して、
脚本に求められるもの、また役者に求められるものなどを、
比較しながら特徴をつかんでゆき、そのなかで
「若いうちに色んな事をやってみて、やりたい事はそれから決めれば良いと思う」と、
表現する楽しみを、岩谷堂高演劇部の皆さんに語った。

対外的な交流が大切であることを改めて確認できた、今回のワークショップ。
岩谷堂高校演劇部の皆さん、お互いに、頑張って色々磨きましょう(歯とか)。

写真は「リリオにて」「やわらか菊地さん」「ひだり・三好」

7月24日〜27日に予定されている「意志と名簿」の公演に向けて、現代時報が本格始動した。
この公演「意志と名簿」は、
1時間程度の公演をするために、今回新しく組まれたシリーズ「60minutes」の最初のものとなる。
現代時報は今後、これまでの本公演、それにプロデュース公演とあわせて、
この「60minutes」シリーズでの3本柱で活動を進めていくことになる。
なお、「意志と名簿」の脚本は、初挑戦の小田島尚行。

まずは基礎訓練として柔軟体操が始まったが、
話題はもっぱら前日に起きた宮城県沖・震度6弱の地震について。
メンバーは揃って「驚いた驚いた」と連呼したが、
仕事においては特に問題が無く、
また建築物においても、それほど影響がなかったようで、
その理由を考察したところ「東北は雪に強くなるような建築設計なのでは?」という
福井人・板倉が鋭い考察を見せた。

この日は藤井より目薬の差し入れ(目薬の!)があり、
そのちょうどイイ大きさを見た田村は、おもむろにシガーボックスを始めた。
しかし、全くの未経験者であるため失敗を繰り返す田村。
目薬の箱は、シガーボックスをするための箱ではないので、
失敗するのは当然ではないかと思われる。

その後、脚本の読み合わせがあり、
これからに向けて、スタッフ間で綿密な打ち合わせが行われた。

写真は「首の柔軟中」「シガーボックス失敗」

今回は小さな「違和感」シリーズ。
自分の名前に違和感を感じたことはないだろうか。
「もっとかっこいい名前がよかったなあ…」とか
「なんで花の名前なんてつけたんだ?」とか
そういうのではなくて。
ある日、小学校の低学年だった頃、
「あ、私イタクラユキなんだ」という違和感を感じた。
「コップはコップというモノで、
 みいすけ(カイネコ)はみいすけというイキモノで、
 私はイタクラユキというイキモノなんだ」
と思ったのが、
直接に関係しているかは分からないけど、
そう思ったら、何だか興ざめした。
イタクラユキ「という」イキモノ。
厳密にはイタクラユキだからではなくて、
「という」イキモノ、ということが興ざめする。
名詞なんだなぁ、とか思ったりして。
何がそんなにがっかりなのかわからないけど、
今もがっかりは持続している。
(もっともただの名詞ではなく「固有名詞」だけど)
生まれてすぐに否応無しに、
私につけられた名詞(コード・記号)があること。
それが名前というものである。
それが「違和感」だったのかもしれない。
もっとはっきり言えば「イヤ」だったかもしれない。
「名前」という「名詞」と思うと、
自分がモノになった気がするのだろうか。
ひどく自分の存在が無機質に思える。
その「違和感」に付随して、母親を見ながら、
私は何も今のイタクラユキでなくてもよかったんだ。
この人の子供がたまたま私だったわけで、
もし私ではないほかの私があの時生まれていても、
この人は可愛がるんだろう
と思った。
私が1月5日に生まれない代わりに生まれた誰か、
それを「イタクラユキその2」と呼ぶならば、
別に「その1」の存在価値なんてあいまいなものなんだ。
とか。
「たまたま」か「ゆいいつ」か捉え方次第。
そしてこれを書いてまた、何だか、
がっかりしてきた。
今回は私の名前(名詞)がたくさん出てきて
ごめんなさい。